12月5日 自治体向けADI減災カフェ 避難所における福祉的支援テーマです。

12月5日のADI減災カフェは、自治体向けです。
テーマは、「相次ぐ台風による災害を振り返り避難所における福祉的支援と福祉避難所の課題を考える~避難所開設・運営と避難所での要配慮者支援と福祉避難所~」です。

令和に入った今年は、台風が相次ぎ、記録的大雨による河川はん濫や土砂崩れなど広域にわたる災害が発生しました。
水害の場合は前もって、安全対策や避難の準備はできると思われていましたが、温暖化のためか、雨の降り方が激しくなり、大雨が同じ地域降り続き、河川が複数個所ではん濫するなど、これまでの想定を超えるような事態が起きています。
災害時には高齢者や障がい者が真っ先に犠牲になるという過去の例を繰り返さないために、要配慮者の避難に関する福祉的支援の強化が叫ばれていましたが、避難が遅れたり、福祉避難所の開設が間に合わなかった等の様々な課題が見えてきました。
今回のADI減災カフェでは、今年の台風を振返って、改めて災害時の福祉的支援に関する課題や、福祉避難所の開設と運営に関する課題を整理して、今後どのような備えが必要なのかを考えます。

講  師 伊永 勉 一般社団法人ADI災害研究所 理事長
日  時 2019年12月5日(木)10時00分~11時30分頃まで(9時45分開場)
会  場 大阪市生涯学習センター第5研修室(大阪駅前第2ビル5階)
参加費等 無料 (定員があるため事前にお申し込みください)

◆申込方法
ご参加希望の方は、下記参加申込書にご記入の上、FAXまたはメールでお申込みください。お申込みを確認次第、参加受付メールをお送りさせていただきます。今回のADI減災カフェは、地方自治体の方を対象としるため、一般の方のご参加は定員に達していない場合のみ受付となります。あらかじめご了承ください。
FAX 06-6359-7722
メール info@adi-saigaikenkyusyo.com 
ご案内と参加申込書

10月2日ADI減災カフェ特別企画 大阪湾高潮・津波対策船上調査をしました。

令和元年10月2日のADI減災カフェは特別企画として大阪湾と河川の護岸・水門・堤防・港湾施設・係留船などの実態調査を行いました。
午後3時30分にチャーター船で、大阪市西区の京セラドーム前の千代崎桟橋を出港し、大阪湾を巡って大川の八軒家浜までのコースで、メンバーはADI災害研究所の会員と、大規模災害対策研究機構(CDR)の会員に、元大阪市港湾局長の2人が加わり、関西テレビの取材カメラが同行しました。幸い台風の影響もなく、曇り空の中を出港し、午後6時に八軒屋の桟橋に戻り、調査を終えました。
船上調査写真

伊永理事長の調査レポートはこちらから(PDFファイル)

水害被害の片づけをする前に注意してもらいたいこと

この度の災害でお亡くなりになられた方に哀悼の意を表するとともに、被災された皆様にはお見舞い申し上げます。
たいへん広域に渡る甚大な被害が発生しました。
被災地の皆様や支援されている皆様には、これからの復旧に向けてのご苦労をお察し申しあげます。
当団体にもいくつかお問合せなどがありましたので、ご回答できるものは、ホームページでもご紹介していきたいと思います。
今回は、水害の被害にあわれた被災者の方々から、罹災証明についてのお問合せがありました。

被災者の皆さんが、「り災証明書」の発行を受けるための建物被害認定調査には時間がかかると思われます。
ただ認定調査を待っていては時間がかかるため、先に片づけをされる方も多いかと思います。
その場合、片付けをされる前に被害の程度を証明できるよう写真などで記録することをお勧めいたします。
参考となる資料として「自分でできる建物被害状況の記録の残し方について」を、常葉大学附属社会災害研究センターが公開しています。
「建物被害調査のトリセツ  -かたづける前に記録を残そう-」
http://sdrc.fj.tokoha-u.ac.jp/torisetsu/

上記サイトを参考にして写真などで記録を残してください。
ポイント
1 建物の全景を撮影しましょう。
できる限り建物を4方向から撮影してください

2 浸水した場合は深さを測っておくことだけでなく、メジャーなどで深さがわかるように撮影しましょう。
この場合、遠くから建物全景がわかるように撮影し、またメジャーのメモリがわかるように近づいて撮影もしておきましょう。

3 被害箇所を撮影してください。
被害箇所の場所がわかるように建物全体を撮影し、また被害箇所に近づいて被害状況がわかるように撮影しましょう。
写真で被害箇所がわかるように指差し等等をするとよいでしょう。

内閣府 防災情報のページに罹災証明の資料があります。
http://www.bousai.go.jp/taisaku/hisaisyagyousei/risaisyoumeisyo.html

8月23日ADI減災カフェ「知っておくべき防災基礎知識 働く人のための災害への備え」を開催します

8月23日にADI減災カフェとして「知っておくべき防災基礎知識 ”働く人のための災害への備え”~企業人としての自助・共助、仕事中の安全確保、災害時の対応を考える~」を開催します。

近年、地震や豪雨災害が日本各地で起こっており、いつどこで災害が起きてもおかしくない今日です。
では、災害が起きたら、企業として事業の継続はできるのでしょうか。
従業員やその家族の安全が確保できていなければ、出社できません。
まずは、従業員やその家族の安全確保と連絡体制の整備が必要ではないでしょうか。
そして、出社した従業員は何をすればよいのか、すべき行動を時系列に明確に記したマニュアル等が必要です。
今回の内容は、働く人もぜひ知っておいてほしい防災基礎知識です。
特に防災関連商品を取り扱っている企業の皆様は、商品をプレゼンする際に、取引先に、ぜひ企業人としての自助・共助を伝えてください。
今回のADI減災カフェでは、従業員が家庭で行うべき災害への備えや、企業人としての自助・共助、想定しておかなければいけない災害時の対応等、防災の基礎知識を解説します。
ADI減災カフェを受講していただき、企業人として自助・共助、そして仕事中の安全確保等防災の基礎知識から企業人としての備え等を学んでください。

講  師 伊永 勉 一般社団法人ADI災害研究所 理事長
日  時 2019年8月23日(金) 14時00分~15時30分頃まで(13時30分頃開場)
会  場 大阪市生涯学習センター第6研修室(大阪駅前第2ビル5階)
参加費等 資料代3,000円 (ADI災害研究所会員 2,000円)事前申込制

申込方法 
ご参加希望の方は、下記参加申込書にご記入の上、FAXまたはメールでお申込みください。
お申込みを確認次第、参加受付メールをお送りさせていただきます。
定員に達した場合、お断りすることがありますので、あらかじめご了承ください。
FAX 06-6359-7722  メール info@adi-saigaikenkyusyo.com 
ご案内

「発達障がい・知的障がい児・者のためのやさしい防災カード」を作成しました

私たちADI災害研究所は、この度、「発達障がい・知的障がい児・者のためのやさしい防災カード」を作成しました。
昨年の9月から、クラウドファンディング「Readyfor」において、発達障がい・知的障がい児・者のご本人と家族が、災害が起こった時に役立つ「カード式防災ガイドブック」を作りたいという呼びかけに対して、11月に募金の目標額を達成し、ようやく完成しました。

ぼうさいカード表紙

今まで、高齢者や障がい者のための災害時の支援のためのマニュアルや、介助方法等のマニュアル、ガイドブックは、たくさん出版されてきました。
一方で、障がい者のご本人と家族が、災害に備えるためのマニュアルやガイドブックは意外と少なく、防災啓発活動でお会いする方々からもぜひ作成してほしいとのお声をいただいていました。
特に、発達障がいや知的障がいのあるご本人やご家族からのご希望が多かったこともあり、災害に備えて、学んでおくべきことをなるべくわかりやすくまとめたガイドブックを作ろうと考えました。
無料配布を前提と考えて、作成にかかる費用をクラウドファンディングで募集させていただくことになりました。
今回作成した防災ガイドブックは、絵を中心に文字をひらがなにして、なるべく多くの方にわかりやすく、そして、分厚い冊子ではなかなか見ることが難しいと考え、一枚一枚のカード式として、好きな時に好きなカードを見ることができるように考えました。

ぼうさいカードイメージ

まずは、災害に備えて知っていて欲しいこと、これまでの被災経験者から伝えたいことを整理し、内容を決めました。
また、イラストの作成では、関係者を通じて、美大の卒業生や学生の方々にご協力を得ることができました。
今回このカード式防災ガイドブックは、多くの皆様のご協力、ご支援を得て作成することができました。
私たちは、今回のカード式防災ガイドブック作成を機に、今後も“ふくし防災”の取り組みを続けていきたいと考えています。
また、内容についてもまだまだ災害に備えて知っておいていただくべきこともたくさんあり、追加や改良といったことを含め継続していきたいと思っております。
完成したカード式防災ガイドブックは、クラウドファンディングでご協力いただいた皆様にリターンとして送付させていただきました。
今後は、社会福祉協議会や福祉に関わる団体等と連携して、必要とされている方々にご提供していきたいと考えています。
また、弊団体のホームページで公開等を予定しております。
このカードを発達障がい・知的障がいのある方やご家族、福祉関係者に役立てていただきたいと思っています。

このカードのお問合せは、下記までお願いいたします。
また、障がいのある方、ご家族で、このカードをご希望される方は、下記までお問合せください。

一般社団法人ADI災害研究所 
電話  06-6359-7711 
FAX  06-6359-7722
メール info@adi-saigaikenkyusyo.com