今週はADI減災カフェです。

今週6月27日 のADI減災カフェは、水害対策 災害に備えて気象情報の見方を確認しよう です。
「身の回りの人を災害から守るために~天気予報の上手な使い方~」と題して、理事長の伊永が講義いたします。

気象台から発表される各種の防災気象情報。台風など災害時に十分に活用できているでしょうか。 災害の発生を見通して発表される警報・注意報などさまざまな防災気象情報の意味を知って、自分や家族を災害から守りましょう。
また、事業所や施設等では、利用者や従業員を早めに帰宅させるなどの判断をしなければいけません。早めの判断ができるようになるには、どんな情報を見ればいいのでしょうか。まずは、情報について学びましょう。
今回の講座では、過去の事例等も参考に解説します。

また、6月18日の大阪府北部を震源とする地震についても、現地調査の内容も含め開設させていただく予定です。

講師 伊永 勉 一般社団法人ADI災害研究所 理事長

日時 平成30年6月27日(水) 18時45分~20時30分頃まで (18時30分開場)

会場 大阪市生涯学習センター第6研修室(大阪駅前第2ビル5階)

資料代 1,500円(ADI災害研究所会員の方は1,000円)  

主催 一般社団法人ADI災害研究所
申込方法 事前申込制 メールまたはFAX

こちらから、メールをお送りいただくか、下記の案内PDFをダウンロードの上、申込書にご記入の上FAXにてお送りください。
定員に達した場合、お申込みを締め切らせていただきますので、お早めにお申込みくださいますようお願いいたします。

案内PDF

大阪府北部を震源とする地震における帰宅困難者対策

大阪府北部を震源とする地震における「帰宅困難者対策」の実態が分かってきました。
全ての企業ではありませんが、大阪府と京都府の大手企業が、どのように行動したのか、報道されている情報や公開されている情報をもとに整理し、リスク対策.comに寄稿しました。
内閣府のガイドライン通りの「留める」、「滞留者への支援」、「帰宅時の支援」が的確に図られたのでしょうか。
詳しくは、リスク対策.comをご覧ください。
大阪北部地震、企業や自治体の帰宅困難者対策は機能したか?http://www.risktaisaku.com/articles/-/6685

大阪府北部を震源とする地震 今後の注意など

6月18日朝の大阪府北部を震源とする地震は、大阪市で震度6弱を観測したのは、大正12年の統計を取り始めてから初めてのことで、地震が他人ごとではないと痛感した方も多いのではないでしょうか。
有馬高槻断層帯、生駒断層帯、上町断層帯の、それぞれの近くにある場所が震源地でした。
今後、しばらくは余震の恐れがあります。十分注意してください。

南海トラフ巨大地震が発生する前兆ではないようですが、プレートの沈み込みで、内陸部にはひずみが溜まっていると言われています。
約8千年前の縄文時代から、大阪平野は堆積地でもとは、川や湖であったところも多く、今回被害のあった大阪や京都の土地は揺れやすい土地といえます。
余震にも備えることはもちろん、そう遠くない時期に発生が予想されている大規模地震に備えて、本気で生命を守る備えが必要です。
大阪市の北区や中央区はマンションが多く、地震によりエレベータ―が止まり、電話が掛かりにくくなり、けがをしても降りて行けないことになります。
そんなマンションにお年寄りも多く住んでいます。
いざというときに、自分の安否を気遣ってくれる家族・友人・知人や隣近所の人が必要です。
そして、自分が無事であるときは、隣近所や家族、知人、友人の安否を確認しあうことも大切です。

水や食料の備蓄の他に、眼鏡・入れ歯・お薬手帳・スリッパなど、無くてはならない物は寝ているときに地震が起きても慌てず身に着けられる手元に置きましょう。
家具の固定だけでなく、ドアを開けているときはストッパーをかけておくことや、窓にはカーテンをして、ガラスが割れた時の飛散を防ぐなどの工夫で二次災害を防ぎましょう。
また、ガスのマイコンメーターが大きな揺れなどを感知して、安全のためガスを遮断している場合があります。
その場合はマイコンメーターの復帰操作が必要です。
大阪ガスのWEBサイトに復帰操作方法が載っていますので、参考にしてください。
http://www.osakagas.co.jp/hukkisousa/

震災発生直後には嘘やデマなどがSNSに流れることもあります。
デマなどに惑わされないよう情報入手する際は確認しましょう。

また、今日19日から明日に20日かけて西日本を中心に落雷や大雨のおそれがあります。
低い土地の浸水や、河川の増水などにも注意が必要です。
そして、今回の地震で地盤が緩んでいるとこともあり、土砂災害にも注意が必要です。
最新の情報を確認して、早めに対策や避難をしてください。
気象庁のホームページ
片平理事のTwitterも参考にしてください。

余震が続いていて、不安な方も多いと思います。
お互い、声掛けをして助け合いましょう。
昨日から関西テレビの報道ランナーに出演して、解説をしています。

なるべく、皆さんにわかりやすいように解説したいと思っております。
本日も出演予定です。ぜひご覧ください。

2018年6月18日
理事長 伊永 勉

ガスが使えない場合(マイコンメータの復帰操作について)

マイコンメータが大きな揺れなどを感知して、安全のためガスを遮断している場合があります。
大阪ガスのWEBサイトに復帰操作が載っていますのでご参考にしてください。
http://www.osakagas.co.jp/hukkisousa/
ただし、大きな地震などでは、その区域全体のガス供給が停止されることもあります。
その場合は各戸のガスメーターで復帰操作を行ってもガスが出ないことがあります。

今後も余震に注意が必要です

6月18日午前7時58分の起きた大阪北部の地震。
時間がたつごとに、被害がわかり始めていますが、まだまだ、余震に注意が必要です。
余震や新たな地震が起こる可能性もあります。
皆さん、十分注意してください。

被害が無かった、少なかった場合も引き続き注意が必要です。

強い揺れで、棚の上の物等が落下します。
今朝の揺れで落ちなかった場合でも、次の余震や地震で落ちる可能性があります。
同じような強い揺れが起こる可能性もあります。
棚の上などにあるものを下ろしておきましょう。
扉があかなくならないよう、出入口付近には物を置かないようにしておきましょう。
また、家具の転倒もあります。
この後の余震などに備えて、家具の転倒防止をしておきましょう。
特にお休みになる部屋は、倒れてくるものがないようなところがよいです。

ブロック塀などの側はなるべく近づかないようにしましょう。
古いブロック塀などは、地震の揺れで倒れる可能性があります。
見た目だけでは古いか新しいか見分けられないこともあります。
ブロック塀などの側はなるべく避けましょう。

また、ビルなどの上から、看板や壁、窓ガラスなどが落下してくることもあります。
落下物には注意してください。

ご近所同士で声掛けをしてください。
ご近所同士で安否確認をしてください。
余震にも備えましょう。
今日も気温が高くなってきていますので、熱中症に注意して水分補給してください。
特に、被災された高齢の方などの体調に注意が必要です。

大阪周辺では、地震の影響で通行止めなどがあったため、お店に商品の搬入が間になっていないところもあります。
お店にあるものには限りがあります。
今日は、家にある食べ物で食事を考えてみましょう。

今後も地震情報に十分注意してください。