このたびの、九州北部における豪雨災害で被災された皆様にお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い回復を祈ります。
ADI災害研究所では、7月5日突然の豪雨災害を受けた福岡県朝倉市に翌6日に入りました。平成24年の九州北部豪雨を経験したこの地域で、私たちは26年に災害対策本部訓練と住民の避難訓練を運営させていただいており、その訓練や研修などが生かされていたのか、今後の支援についての計画を立てるため情報を収集させていただきました。
実際に現地を視察させていただき、被害の大きさを目の当たりにし、現地の方の不安や恐怖は、私たちの想像をはるかに超えていると感じました。
しかし、現地では力強い自助と、地域共助でこの状況を乗り越えようとされている姿があり、私たちは、何ができるのか、今後何をしていかなければいけないのか改めて認識させられました。
時過ぎること22年、あの阪神・淡路大震災における災害救援ボランティア活動を契機に、防災力向上を目的として、平成9年に有限会社ADI災害救援研究所を立ち上げ、国内外の災害に関わることで得た経験をもとに、私たちは、「災害に先手を打つ力」と、「災害を迎え撃つ力」をテーマにして、地方自治体の防災力向上と、自主防災組織の育成という目的に邁進してまいりました。
私たちADI災害研究所では、今回の被災地域への支援やその他の地域における地域防災力向上に尽力し、今後災害時に少しでも被害を軽減できるよう減災を目指した活動を一層進めなければいけないと再認識いたしました。被災地への支援とともに検証を続け、様々な教訓を収集し今後の地域防災力向上に役立てたいと考えております。
今後活動を継続していくために、皆様のご支援を頂戴したく、平成29年度の基金のご案内をさせていただきます。
当研究所の活動や理念にご賛同いただけましたら、ぜひとも基金のお引き受けをお願いいたします。
お引き受けいただける方は、基金募集のご案内の内容をご確認の上、お手数ではございますが下記の基金引受書に必要事項をご記入の上FAX又はメールで送付いただき、基金引受口座へお振込みいただければ幸いでございます。
今回の被災地支援とともに検証や教訓の収集などを行い、広く地域防災力向上に寄与できるよう努力してまいる所存ですので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。