8月のADI減災カフェは、6月に起きた大阪府北部を震源とする地震や 7月の豪雨災害等から私たちは、何をなえなければいけないかということを考える会でした。
特に6月の大阪府北部を震源とする地震では、都市部における災害で、通勤時間であったこともあり、様々な課題が再確認されました。
また、7月の豪雨災害は、広範囲に及び災害となり、被害の様相も地域の特性や地理的条件によって異なり、様々な対応が必要となりました。
そして、避難所での生活。今年の夏は猛暑となり、避難生活される方々も、被害だけでなく、猛暑への対策も必要となり、こちらでもいろいろな課題が見えたのではないでしょうか。
ADI災害研究所では、今後も大阪府北部を震源とする地震や7月の豪雨災害の被災地への後方支援や、様々な調査研究を進めていきたいと思っております。
10月のADI減災カフェは、避難所開設運営シミュレーション研修です。
近日のうちにご案内を掲載いたしますので、お楽しみに。
更新情報
8月29日のADI減災カフェ 参加者募集中
8月29日のADI減災カフェは、「大阪府北部地震・7月豪雨災害を検証~今後の防災対策のあり方と都市での備え~」です
2018年6月18日午前7時58分に発生した大阪府北部を震源とする地震。
京阪神に住んでいる人、働いている人に大きな被害や影響を与えた地震でした。
建物に被害がおよびましたが、大規模な倒壊などが見られず、被災者支援もこれまでの地震災害とは少し違い、被災者の方の困りごとが見えにくいという課題がありました。
また、朝に起きた地震で通勤途中の方も多く、電車の中で長時間待機されたり、線路を歩いて避難されたり、都市部ならではの様子もうかがえました。
交通機関の運休が続いたこともあり、帰宅困難になった方もいました。
そして、7月5日からの大雨により広い範囲でおきた豪雨災害。
今もまだ行方不明の方があり、捜索や被災者の支援活動が続いています。
今回の豪雨災害は、複数の府県で被害が発生し、広範囲に及ぶ平成最大の災害となりました。
特に、堤防の決壊などによる浸水被害や土砂災害が多数発生し、多くの方が犠牲となってしまいました。
ADI災害研究所では、どちらの被災地にも出向き現地調査を進め、被災者支援をはじめ、復旧活動への支援を行っています。
そして、私たちは、今回の地震や豪雨災害から見えたことや教訓などを次の災害の備えに役立てなければいけません。
現地調査状況報告と今後の備えについて考えたいと思います。
話題提供 伊永 勉 一般社団法人ADI災害研究所 理事長
日 時 平成30年8月29日(水) 18時45分~20時30分頃まで (18時30分開場)
会 場 大阪市生涯学習センター第6研修室(大阪駅前第2ビル5階)
資 料 代 1,500円(ADI災害研究所会員の方は1,000円)
主 催 一般社団法人ADI災害研究所
事前申込制となっています。
ご参加希望の方は、案内書をダウンロードしていただき、必要事項をご記入の上 FAX 06-6359-7722 で送付いただくか、または同様の内容をメール info@adi-saigaikenkyusyo.com をお送りください。
定員に達した場合は、お断りすることがあります。
ご了承ください。
また、参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。
災害ボランティアセンター運営支援者養成講座を実施しました
7月28日、30日の2日間 大阪市北区社会福祉協議会で災害ボランティアセンター運営支援者養成講座を行いました。
この講座は、大阪市北区で災害ボランティアセンターを立ち上げた時に運営を支援する支援者の養成講座として実施しました。
台風が接近して言こともあり、2日目は、予定より1時間遅らせてのスタートとなりましたが、熱心に受講していただきました。
講座は、講義の他、ボランティアの受付やニーズ調査、マッチングなどをシミュレーションで体験していただきました。
1日目
講義1 大阪の災害と地域防災 講師 大阪市立大学 宮野 道雄特任教授(一般社団法人ADI災害研究所副理事長)
講義2 災害ボランティアの歴史と役割 講師 一般社団法人ADI災害研究所 伊永 勉理事長
講義3 九州北部豪雨災害 ボランティアセター 「うきはベース」の活動状況
講師 一般社団法人九州防災パートナズ 代表理事 藤澤 健児氏
講義4 社協における災害ボランティアセンターとは 講師 社会福祉法人大阪市北区社会福祉協議会 軸丸 政代氏
2日目
講義5 防災気象情報の見方 講師 気象解説者 片平 敦(気象予報士・防災士)関西テレビ放送「報道ランナー」お天気キャスター
株式会社ウェザーマップ専属気象予報士 一般社団法人ADI災害研究所理事
災害ボランティアセンター運営シミュレーション
ボランティアの受付の体験、被災者からのニーズ調査の体験、最後にボランティアとニーズのマッチングを体験しました。
終了後には、大阪市北区社会福祉協議会から「修了書」が発行され、大阪市北区社会福祉協議会とADI災害研究所の連名で「学習証明書」を発行しました。
北区に災害ボランティアセンターが立ち上げられた時には、もちろん、各地の災害において災害ボランティアセンタ―が立ち上がった際にも支援者として活躍されることを期待しています。
講座の内容などに関するお問い合わせは、メール info@adi-saigaikenkyusyo.comにてご連絡ください。