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ツナ缶でランプをつくろう

停電などのときに簡単に作れるランプの紹介です。
用意するものは、ツナ缶とティッシュペーパー。
可能なら、ハサミや缶切りなどがあると便利。
まず、ティッシュペーパーを半分程度に切って、こよりを作りました。
これがろうそくで言えば、”芯”になります。
芯は、缶の高さの2.5倍くらいの長さにしました。

後は、この芯をツナ缶にさして、火をつけるだけですが、このティッシュで作ったこよりの芯にツナ缶の油が染みるまで少し待ちます。
今回は、2パターンで試しました。

まずは、缶切りを使わず、少しだけ開けて、そこにこよりの芯をさしたものをさしました。
見やすいように芯を長めに出ている状態で写真を撮りましたが、実際には出ている部分はもう少し、短くて大丈夫です。
1センチくらいでいいのではないかと思います。
初めて作るので、どんなふうに炎がともるかわからなかったので、庭先で作ってみました。

芯を差し込む際に、缶のふちで手などを切らないように気を付けてください。
油が染みたころ、火をつけてみました。
割と大きい炎がともりました。
火をつけるときは、やけどや火災などに注意してください。

次に缶切りを使って、缶の真ん中に穴をあけて、そこにこよりの芯を刺したものを作ってみました。
缶切りのとがったところで穴をあけました。

缶切りで、けがをしないように気を付けてください。
こよりの芯が通るくらいの穴をあけてください。

私の穴の開け方が、下手だったので、穴の周辺にツナ缶の油が飛び散ってしまいました。
私は、油汚れを避けるため缶の下に敷物を置いていますが、火をつけるときには、火災に注意してください。
穴にこよりの芯をさします。
この場合も油が染みるまで少し待って、火をつけてみました。
こちらの場合も、大きな炎がともりました。

こよりの芯にしみた油が燃えているので、つけた時少し黒いすすのような煙が出ましたが、そのあとは、大丈夫でした。
油がなくなるまで明かりはともりますが、つけてすぐは少し大きめ、次第に落ち着いて状態になり、最後は小さくなります。
ツナ缶の種類や、大きさなどによるようですが、1時間程度で消えるそうです。
やけどや火災には、注意してください。

しばらく付けた後、火を消して、ツナ缶を開けてみました。

いつものツナ缶より、少し燻したにおいがしますが、いつも通りおいしく食べることができました。
いざというときの前に、一度試してみたほうがよさそうです。
作り方は難しくないのですが、先日の講義で皆さんで作ってもらった時にはうまく炎がともらない方もいたので、
コツを少しつかんでみてください。
穴をあけるのにもコツがいるかなと思いました。
簡単なのは、缶のふちを少し開けて作った方でした。

大阪府北部を震源とする地震における帰宅困難者対策

大阪府北部を震源とする地震における「帰宅困難者対策」の実態が分かってきました。
全ての企業ではありませんが、大阪府と京都府の大手企業が、どのように行動したのか、報道されている情報や公開されている情報をもとに整理し、リスク対策.comに寄稿しました。
内閣府のガイドライン通りの「留める」、「滞留者への支援」、「帰宅時の支援」が的確に図られたのでしょうか。
詳しくは、リスク対策.comをご覧ください。
大阪北部地震、企業や自治体の帰宅困難者対策は機能したか?http://www.risktaisaku.com/articles/-/6685

災害時に”いのち”を救う「隣組」

18日に発生した大阪北部の地震では、2日目で死者5人という報道がされましたが、お一人は病死ということがわかり、震災との関連はまだ不明ですが、今回の地震では、家具等の下敷きになって亡くなっていても、すぐに見つからないということが起こっているようです。地震の揺れなどでけがをしても隣近所や地域の声掛けによってすぐに発見できる場合もあります。災害時に隣近所や地域で声替えを行い安否確認をするためには、やはり日常から地域で顔の見える付き合いが必要です。隣近所や地域で安否を気遣う関係を強めておかなければいけません。地震などの災害時に自分や家族の安全が確認出来たら、隣近所で声を掛け合う、地域で声を掛け合うことが重要になるのです。マンションなら同じフロアだけでなく、他のフロアの人とも顔見知りになる、また、マンションの住人以外とも顔見知りになり、いざというときに気にかけあえる関係づくりも大切です。これは、日本では昔からある「隣組」というものにあたるのではないでしょうか。「避難行動要支援者対策」として高齢者や障がいを持った人などの登録制度などが進められていますが、登録制度とは別に日常から地域でお互いに気にかけあう関係が非常に重要です。毎日、挨拶をする関係をつくり、地域活動に積極的な参加をすることが災害時の安否確認や、生命を救う道となるのではないでしょうか。

 2018年6月20日
理事長 伊永勉

大阪府北部を震源とする地震 今後の注意など

6月18日朝の大阪府北部を震源とする地震は、大阪市で震度6弱を観測したのは、大正12年の統計を取り始めてから初めてのことで、地震が他人ごとではないと痛感した方も多いのではないでしょうか。
有馬高槻断層帯、生駒断層帯、上町断層帯の、それぞれの近くにある場所が震源地でした。
今後、しばらくは余震の恐れがあります。十分注意してください。

南海トラフ巨大地震が発生する前兆ではないようですが、プレートの沈み込みで、内陸部にはひずみが溜まっていると言われています。
約8千年前の縄文時代から、大阪平野は堆積地でもとは、川や湖であったところも多く、今回被害のあった大阪や京都の土地は揺れやすい土地といえます。
余震にも備えることはもちろん、そう遠くない時期に発生が予想されている大規模地震に備えて、本気で生命を守る備えが必要です。
大阪市の北区や中央区はマンションが多く、地震によりエレベータ―が止まり、電話が掛かりにくくなり、けがをしても降りて行けないことになります。
そんなマンションにお年寄りも多く住んでいます。
いざというときに、自分の安否を気遣ってくれる家族・友人・知人や隣近所の人が必要です。
そして、自分が無事であるときは、隣近所や家族、知人、友人の安否を確認しあうことも大切です。

水や食料の備蓄の他に、眼鏡・入れ歯・お薬手帳・スリッパなど、無くてはならない物は寝ているときに地震が起きても慌てず身に着けられる手元に置きましょう。
家具の固定だけでなく、ドアを開けているときはストッパーをかけておくことや、窓にはカーテンをして、ガラスが割れた時の飛散を防ぐなどの工夫で二次災害を防ぎましょう。
また、ガスのマイコンメーターが大きな揺れなどを感知して、安全のためガスを遮断している場合があります。
その場合はマイコンメーターの復帰操作が必要です。
大阪ガスのWEBサイトに復帰操作方法が載っていますので、参考にしてください。
http://www.osakagas.co.jp/hukkisousa/

震災発生直後には嘘やデマなどがSNSに流れることもあります。
デマなどに惑わされないよう情報入手する際は確認しましょう。

また、今日19日から明日に20日かけて西日本を中心に落雷や大雨のおそれがあります。
低い土地の浸水や、河川の増水などにも注意が必要です。
そして、今回の地震で地盤が緩んでいるとこともあり、土砂災害にも注意が必要です。
最新の情報を確認して、早めに対策や避難をしてください。
気象庁のホームページ
片平理事のTwitterも参考にしてください。

余震が続いていて、不安な方も多いと思います。
お互い、声掛けをして助け合いましょう。
昨日から関西テレビの報道ランナーに出演して、解説をしています。

なるべく、皆さんにわかりやすいように解説したいと思っております。
本日も出演予定です。ぜひご覧ください。

2018年6月18日
理事長 伊永 勉

ガスが使えない場合(マイコンメータの復帰操作について)

マイコンメータが大きな揺れなどを感知して、安全のためガスを遮断している場合があります。
大阪ガスのWEBサイトに復帰操作が載っていますのでご参考にしてください。
http://www.osakagas.co.jp/hukkisousa/
ただし、大きな地震などでは、その区域全体のガス供給が停止されることもあります。
その場合は各戸のガスメーターで復帰操作を行ってもガスが出ないことがあります。