8月8日に発生した日向灘の地震で、南海トラフ地震臨時情報として「巨大地震注意」が初めて発表されました。
8月15日頃まで1週間は、いつも以上に、地震への備えを意識するようにしましょう。
具体的には、家具の固定、食料・飲料水・生活用品などの備蓄の確認、避難先・避難路の確認、家族の連絡網・外出時の集合場所等の確認をするとともに、服用している薬の確認や医療機器などで電源が必要な場合はバッテリーなどの確認、携帯やスマホのモバイルバッテリー、ランタンなど停電への備えを確認しましょう。
また、枕元には、履物(運動靴が良いです)と着替え、懐中電灯の準備等をしておくことが望まれます。
既にJRや私鉄の一部で運休や徐行が発表されています。
季節柄、移動される方も多いと思いますが、移動する場合は、交通機関の情報にも注意し、移動先のハザードマップの確認や避難所の確認、安全な場所などもあらかじめ確認しておきましょう。
1週間程度備えを意識するということですが、1週間で地震が起こらなくなるといということではないので、いつ発生するかわからない、もしかしたら、近々発生するかもしれないと考えて、これまで以上に意識して、備えて、日常生活を送りましょう。
今回は南海トラフの一部割れでしたが、半割れ等によって、臨時情報で「巨大地震警戒」が発表されると、国民生活に影響を及ぼす様々な制限が出される可能性もあります。
自分と家族で1週間程度は、生活できるような備えをしておきましょう。
私たちみんなが、自分事としてとらえ、気を引き締めましょう。
ご家族やご近所などに高齢者や障がい児・者がいる場合は、気を配ってください。備えができているか確認してください。
また、いざという時の行動も確認しておきましょう。
参考に、南海トラフ地震の防災対策推進指定市町村は、1都2府26県707市町村で、津波避難対策特別強化指定市町村は、1都13県139市町村です。

参考 気象庁 南海トラフ臨時情報について
   内閣府 南海トラフ臨時情報について
   NHK  南海トラフ臨時情報とは