大雨で浸かったクルマ、水が引いても使用しないでと国交省が注意喚起
国土交通省では、平成30年7月豪雨の被害を受けて、水に浸った自動車ユーザーの方へ、感電事故や、電気系統のショート等による車両火災を防止するための注意喚起を行っています。
大雨等による浸水や冠水被害を受けて水に浸った車両は、外観上問題がなさそうな状態でも、感電事故や、電気系統のショート等による車両火災が発生するおそれがあります。
国土交通省では、次のように対応を呼びかけています。
1.自分でエンジンをかけない。
2.使用したい場合には、お買い求めの販売店もしくは、最寄りの整備工場にご相談下さい。特に、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)は、高電圧のバッテリーを搭載していますので、むやみに触らないで下さい。
3.なお、使用するまでの間、発火するおそれがありますので、バッテリーのマイナス側のターミナルを外して下さい。
※外したターミナルがバッテリーと接触しないような措置(テープなどで覆う)をして下さい。
国土交通省ホームページ http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha09_hh_000189.html
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)も、過去の災害救援の経験から被災による冠水車両の取り扱いについて注意を呼びかけています。
水害による被災車両は、電気系統(エンジン・ヘッドライト等)の漏電で火災が発生する可能性があります。
冠水した車両の取り扱いの注意点については、以下のとおりです。
1 いきなりエンジンキーを回さない、エンジンボタン(プッシュボタン)を押さないでください。
2 ボンネットを開け水に浸っているようであれば、火災防止のためバッテリーのマイナス側のターミナルをはずして下さい。
3 はずしたターミナルが、バッテリーと接触しないような絶縁処置をして下さい。
4 ハイブリット車(HV)・電気自動車(EV)は、むやみに触らないようにしてください。
JAFのホームページ http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/2018_16.htm