10月のADI減災カフェは災害時の福祉的支援と福祉避難所の開設運営」がテーマです

近年、日本各地で地震や豪雨などの災害が頻発し、昨年からは、新型コロナウイルス感染拡大により、避難や避難所生活でも、防疫対策が重要課題の一つとなりました。
一方で、避難行動要支援者など要配慮者が一般の避難所で過ごすためには、様々な配慮が必要となり、福祉避難所へのスクリーニングや迅速な福祉避難所の開設が重要となります。
今回は、東日本大震災や熊本地震、近年相次ぐ豪雨災害等で起きた福祉避難所の開設・運営における課題と、必要な機能、受入れ条件等やコロナウイルスなど感染症対策等福祉避難所のあり方と一般避難所内の福祉避難スペース等災害時の福祉的支援について、各地の事例も含め紹介します。

◆日時:10月13日(水)10:00~ 約1時間
◆講師:ADI災害研究所理事長 伊永 勉
◆参加費等:無料
◆対象:自治体職員、社会福祉協議会職員、ADI災害研究所会員
◆実施方法:Zoomで実施
<お申込方法>
FAX(06-6539-7722)またはメール(infoアットマークadi-saigaikenkyusyo.com アットマークの部分を@に置き換えてください)で参加申込書をご利用いただくか、所属、お名前、メールアドレス(zoom招待メール送付先となります)をご連絡下さい。実施の前日までに招待メールを送付いたします。


ニュージーランドのコロナ対策

ニュージーランド(以降NZ) オークランド在住の友人から、NZのコロナ対策の報告が届きました。

~9月3日の朝(日本時間)にもらった報告から~
すでに3週間出勤していませんが、wage subsidy という給料保証で、給与の80%が雇用主に最大12週間に亘り支払われ、それが従業員に支払われるので生活はできています。
給与20%減で生活が厳しくなる人には、別の申請もあり、食費や医療費等の補助もあります。
補助金は全てオンラインで申請でき、大抵3〜5日で支給されます。去年のロックダウンの際も同じような保証がなされています。
NZのロックダウンのalert level(警戒レベル)は1〜4に分かれており、4が最もserious(深刻) なロックダウン状態を示します。
この3週間弱alert level 4でしたが、昨日からオークランドを除くニュージーランド全土alert level 3に下がりました。
alert 4は完全ロックダウンで、病院、スーパー、銀行、ガソリンスタンド、ペットショップ(餌だけ)、公的交通機関等の運営はokですが、基本的に「Stat home with bubbles」(ステイホームと バブル環境)bubbles というのは家族やflat mate(同居人)など日常生活を共にしている人のみの環境を守ることです。違反者は捕まります。
今回のロックダウン中にダニーデンでサーフィンしている人達が捕まっていました。
alert 3は基本的にalert 4と同じですが、飲食店では、お客はcontactless(非接触)でなければならず、take awayになり、オンラインで注文して受け取りに行く形です。
Alert 2になると随分気楽になり会社に出勤するのに規制はありますが、飲食店がreopen(再開)したりします。 NZ人は結構優等生です。

この報告を聞いて、日本とは違うロックダウンの風景にビックリしました。私たちも、まずは個々がそれぞれできる対策をして、感染拡大を抑え込みたいものです。

伊永 勉

防災紙芝居作成のミーティングをしました

今年度公益財団法人JR西日本あんしん社会財団さまから活動助成をいただいて、作成している防災啓発の紙芝居と動画について、オンラインでミーティングを行いました。
今年度の紙芝居と動画は、地震に備えて、こどもたちにいざというときの行動を学んでいただくような内容で進めています。
今回は、紙芝居のイラストや動画の場面イラストなどについて、イラストレーターの3人と伊永理事長、宮野副理事長、川下で確認しました。
イラストレーターの3人は、前回作成した防災カードに続いて、今回もお手伝いいただいています。
イラストのイメージも固まり始めて、紙芝居の完成に近づいてきています。また、ホームページやSNSで進捗状況を報告します。



避難支援の様子

9月のオンラインADI減災カフェは民間活力の導入と受援の進め方がテーマです

9月オンラインADI減災カフェ(Zoom)のご案内です。
9月は、自治体向けとして、福祉防災における民間活力の導入と受援の進め方をテーマに実施します。
災害が多発する昨今、8月には、前線が日本列島に停滞し、各地で大雨による土砂災害や河川氾濫などの災害が発生しました。
そして犠牲となってしまう要配慮者。
どのようにしてこの要配慮者の犠牲をゼロに近づけるか、避難行動要支援者の個別避難計画の策定を進めるとしても、課題は多く、なかなか進まないのが現状です。
行政、福祉関係者、自主防災など地域が一体となって進めていくことが大切です。
災害時の受援の進め方が重要と言われていますが、今回は、福祉防災をテーマに、受援の進め方を考えます。
特に民間活力の導入をどのように進めるのか、具体的な事例等も含めて解説します。

◆日時:9月15日(水)10:00~ 約1時間
◆講師:ADI災害研究所理事長 伊永 勉
◆参加費等:無料
◆対象:自治体職員、社会福祉協議会職員、ADI災害研究所会員等
◆実施方法:Zoomで実施(お申込みの方へ、後日招待メールを送付いたします)
<お申込方法>
FAX(06-6539-7722)またはメール(infoアットマークadi-saigaikenkyusyo.com アットマークの部分を@に置き換えてください)で参加申込書をご利用いただくか、所属、お名前、メールアドレス(zoom招待メール送付先となります)をご連絡下さい。
実施の前日までに招待メールを送付いたします。

防犯防災総合展2021で講演しました

9月1日の防災の日に先立ち、8月26日から27日にインテックス大阪で開催された防犯防災総合展2021で理事長の伊永と理事で気象予報士の片平がセミナーを担当させていただきました。
新型コロナウイルスの感染が拡大している中での開催ということで、セミナーの受講人数の制限や、講師は、囲われた中で話すなど制限も多かったですが、防災意識を高めるべく講演させていただきました。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。